女性が働きにくい会社(特にIT企業)の体験談
職場があまり選べない
IT業界のいわゆるアウトソーシング業界で働いています。
適正を見て配属されるはずの職場が、そういった選択肢がない状態でコーディネーターの営業さんからいわれるがままに配属部署が決まってしまいます。
今まで経験してきた知識だったり技術といったものが、次の職場では活かせないのがあたりまえの状態です。
派遣で働いている人はこの状態をブラック企業だと感じていないかもしれませんが、今後のキャリア形成を考えたりとか、給料の上がる上がらないといったことを考えると結構問題だと思うのです。
どう会社に貢献すれば給料が上がるのかというものが、正社員であればお客様の評価だったり、一緒に配属されているリーダーの判断基準になります。
しかし派遣社員の場合は、職場を転々とした場合、使った言語などを引き続き使えればいいですが、また新たに始めるとなると経験が積み上げられないので、あまり評価も高まりません。もっと1つの言語でプロフェッショナル的に仕事をしたくでも、それができないわけです。
基本的には次の職場は選ぶことができません。
実力がなければ配属はされませんが、その仕事につかされたとしても、経験もないのにどうしろという感じです。
こんなアウトソーシングという働き方はブラックではないと思うのは、いろいろな職場が経験ができて場数が踏めると考えれる人だけだと思います。
IT業界の派遣全体がブラックといって過言ではないと思っています。
きついIT業界からの転職
大学を卒業して、IT企業のプラグラマー職に就きました。
当時は就職氷河期でもあり、たくさんの企業を受けましたがなかなか内定をもらえず、秋になっても就職が決まらなかったために、希望職種ではありませんでしたがIT企業を受け、プラグラマーとして内定をいただきました。
IT企業のプログラマーと言えば、理系の男性でもキツイ仕事。なんの覚悟もなかった私が、当然ついていけるはずもありませんでした。
早朝出社し、自社で作業したら電車で出向先へ。22時頃まで作業をしたら、また自社に戻り残業し、終電で帰る毎日。
「会社に泊まりこみがないだけ、良い会社だ」といわれる業界でした。同僚や上司は良い人ばかりでしたが、体はボロボロになりました。
だんだん精神的にもきつくなり、転職を決意しました。