倒産・リストラなどで仕事を辞めた人へのアドバイス

 

自分にあった仕事の見つけ方

さらに、今後の長い社会人人生で自分にあった仕事を見つけるための確率を上げるためにはどうしたらいいでしょうか。

 

1番ベストなのは、たくさんの仕事をしてみる。ということだと思っているのですが、そうなると何回も何回も仕事を辞めなくてはいけないことになります。それもなかなか問題がでてくると思いますので、まずおすすめしたいのは「本を読んで、番組を見て、とにかく本を読む。」ということになります。

 

少しでも知識を増やしていくことで、合った仕事がなんなのか見つける確率を上げる。という考えです。そこで紹介してみたいのが次の本やTV番組です。

 

→「仕事のカタログ(本)」

 

→「人生デザインU-29(無料動画)」、「あしたをつかめ平成仕事図鑑(Web)」

 

→「渋谷ではたらく社長の告白」

 

最初に紹介している本ですが、「仕事のカタログ」といって1600種類以上の職業がこれでわかります。仕事図鑑のような書籍はけっこう種類がでているので、適当にどれか1冊読んでみてください。自分が全く知らない仕事もでてくると思うので、もしかしたら興味のある仕事が見つかるかもしれません。

 

次に「人生デザインU-29」というNHKの番組です。NHKはあまり見ることがないかもしれませんが、このような仕事を紹介する番組を常に作っていますので、これを見ることで具体的に他の仕事がわかることになります。仕事カタログで世の中にはどんな仕事があるのかを確認して、テレビで大体の雰囲気をつかみます。

 

ただし問題なのは、本やテレビなどで確認できるのは非常に表面的なものであってキレイにまとめすぎているので、実際に働いて起こるであろうドロドロとした部分はまったくわからないということです。ネガティブな情報を知るためには、やはり2chかGoogleでの地道な検索になります。

 

最後におすすめするのが本になります。

 

上のリンクでは「渋谷ではたらく社長の告白」ということでサイバーエージェントの社長の本を紹介していますが、このように自分が働いた経験をこと細かに書いてくれている本はたくさん出ています。けっこう読みやすいものも多いので、ビジネス本だからと堅く考えずに読んで見ることをアドバイスします。

 

こういった本だと、ブログやSNSでは決して書かないようなドロドロとしたネガティブなことも結構書いてあって、本とはいえその仕事がどんなものなのか、ある意味テレビより伝わってくるので、図書館で借りるなり本を買うなり読み続けることをおすすめします。

 

1ヵ月に1冊ビジネス本を読むだけでも、相当どんな仕事があって、どんな風に働いているのかがわかってくると思います。

 

新卒1年目だけど辞めたい!体験談まとめ

ここからは実際に新人1年目にして仕事を辞めてしまった人のリアルな口コミになります。

 

その1.新人研修や引継ぎが適当・・・。入社して2年間は胃潰瘍に悩まされました。

 

 

新卒で入った会社は研修なんてないに等しい職場。ギャップがひどかった。

 

今でこそ心の整理がついて普通に働けるようになりましたが、入社して2年ほどは胃潰瘍に苦しめられる毎日を送っていました。

 

うちの会社は決してブラック企業ではないと思いますが、新人教育というものの充実がまったく図られていないと感じています。

 

私は一般的な事務の仕事に新卒で就いたのですが、普通の会社であれば研修期間があったり、先輩がトレーナーとして付いてしばらく仕事のあれこれを教育してもらうものだとばかり思っていましたし他の友人たちはそうでした。

 

ですが、そういったものはうちの会社にはないのです。

 

「何かわからないことがあれば聞いて」という言葉はかけていただいたのですが、いざ質問に行くとすごく嫌そうな顔をされることもしばしばあり、さらに前任の方からは文書での引き継ぎはあったものの、会社独特の用語が多すぎて理解が追いつきません。

 

ついにはデスクの上に仕事をドンと置かれ、期限を付箋に書いて張ってあるだけでやり方の説明はしてもらえないということが続きました。

 

電話の応対があまりにおぼつかないのを見て、「新人はいいよね、そうやって困ってれば誰か助けてくれるんでしょ?」と嫌味を言われたこともあります。

 

その後は何とか自分なりに勉学を重ね、半年後には基本的な仕事は出来るようになり、今まで冷たい態度をとっていた上司や先輩も普通に話しかけてくれるようになりましたが、正直数年たった今でもその人たちへの不信感は消えていません。

 

 

その2.スキル不足と人間関係に悩みIT系企業を入社半年で辞めた話

 

 

「石の上にも3年」となんとか頑張って3年持てばよかったんですけど、わずか半年で新卒入社した会社を辞めた話です。

 

4月に入社して10月に退社したので、6カ月と言う期間で辞めてしまいました。

 

当時、IT系の会社に入ったのですが、入社する前までろくにパソコンを使ったことがないためメールもできず、メールにデータを添付する方法も「やり方もどうやるの?」ぐらいの状態での入社でした。

 

2000年前後の話なので、まだそこまでパソコンが周知されていない頃の話です。しかし、そうはいっても入った会社は銀行のATMのシステムなんかも作るような企業です。今をして思うと、どうして内定をもらえたのかと思います。

 

そんな感じでスキル的にもどうしようもなく、その延長線上で仕事が全く好きになれませんでした。

 

システム管理の仕事でしたが、どうしても楽しくない。勉強もしていましたがそれも楽しくない。そもそもメールの添付もわかららない程のレベルなので、システム管理の本を読んでも理解できないわけです。

 

仕事がほとんど出来ない新人にも関わらず、「仕事ができない分頑張ろう」など考える余裕もなく、毎日が憂鬱でした。

 

結局、やめたいという気持ちだけで働いていて、しばらくして退職届を出すことになります。

 

辞めてストレスはゼロに。

 

直属の上司に退職したい旨を説明し、それから部長面談、子会社の役員面談とありました。

 

退職までに2ヶ月もかかりましたが、辞めた後は本当にすっきりしました。

 

辞める前は「辞めたら次の仕事どうしよう」「半年で辞めて履歴書になんて書こう・・・」と悩みに悩んでいましたが、信じられないぐらい憂鬱な気分はなくなりました。

 

1年目での退職ということで、親にも言えない人も多いともいます。

 

誰もが同じ状況であれば悩むと思いますが、個人的な感想としては、あの時、辞めて大正解でした。

 

第二新卒での転職は履歴に傷がつくデメリットがありますが、若さや努力で仕事を見つけられる年齢でもありますから、努力やアプローチ次第で納得のいく転職ができる環境だと思います。

 

最後に気持ちが上向くようにこちらのリンクを紹介しておきます。

 

→契約社員から正社員へ。異業種の転職でもリクルートのCV職でキャリアを積み上げていくための方法。

 

 

第二新卒は年齢で転職できる。

 

 

新卒1年目で仕事を辞めてしまうとなると、いろいろ将来的にどうなるのだろうかと悩んでしまうと思いますが、いわゆる第二新卒の転職というのは、個人的な意見としてはとても明るいと思っています。

 

日本のばあい、年齢で採用する会社がひじょうに多いですから、求人に応募してみれば思ったよりもすんなり受かってしまうということもあると思います。

 

少なくとも40歳近くなった私からしてみると、30歳を超えてからの転職、35歳を超えてからの転職とくらべて遥かに第二新卒の転職はめぐまれていると感じます。