職場の人間関係がうまくいかない場合、すぐに会社を辞めてもOK?

 

社会人になって初めて「無職」になった

大阪に本社がある企業に勤めていましたが、私の板部署が丸ごと東京の支社に移り、2本社体制になることとなりました。

 

私はその部署の責任者だったので、当然転勤をするところですが、大阪にいる母親の看護をしなければならない関係でどうしても大阪に残らなければならない事情がありました。

 

そのことを会社に申し出ると、責任者でるにもかかわらずそのようなことは認められない。もしも大阪に残りたいなら、今と同等のポジションはないので、降格になって残るしかない、ということを言われました。

 

降格になるとかなり年収が下がることと、直属の上司との確執もあって、それなら会社を辞めます、と啖呵を切ってしまいました。

 

本来は、次の転職先を見つけてからそのようなことを言うべきでしたが、東京本への移転の日程が決まっていたため、その日をもって退職することとなりました。

 

それで改めて気づきました。自分は無職になってしまった、という事実に。

 

一応転職サイトに登録していましたが、年齢も年齢であり、条件も条件なので、なかなかぴったりの求人は見つかりません。その「無職」である、ということは、かなり精神的に追い詰められた気分になりました。

 

また一応、会社都合の退職になりましたので、失業給付金をもらうためにハローワークにもいかなければなりません。

 

以前、妻の転職の際に、ハローワークに付き合って行って、その場の何とも言えない暗い雰囲気を感じていたので、若干抵抗がありました。

 

結局というか幸いというか、それから3か月後に希望の仕事に就くことができ、無職生活からは脱出しましたが、もう2度と次の仕事が決まっていない状態で辞めないぞと誓いました。

 

辞めるなら、転職先を探してからが吉です。

わたしは物流センターのトラックの配送や荷卸しの仕事をしていました。

 

辞めるきっかけは手作業にて荷卸しすることからくる腰痛です。腰の痛みが限界になってから会社を辞めることを決意しました。

 

有給休暇が20日ほど残っていたのでその間に次の就職先が見つかると思い退職することになりました。

 

退職の2日後にハローワークに仕事を見つけに行きました。しかし30代後半のわたしに合う仕事は簡単に見つかりません。

 

その次の日、自宅のパソコンのインターネットで求人サイトを検索。

 

求人がある職種はどれも専門職かスキルが求められるものばかりでこちらも見つかりませんでした。

 

それから本屋やコンビニを周り求人雑誌を手当たりしだいに買って自宅で読みましたがやはりそこでもやりたい仕事は見つかりません。

 

そうしている間にあっという間に10日が過ぎていきました。

 

元々月給も平均より少なく退職金もほとんどなく、貯金も少ししかありません。

 

あらゆる出費を抑えるべく、主食はカップラーメン、タバコは辞め、移動は車ではなく自転車にするなど考えられる無駄遣いを減らしました。

 

それからも就職活動を疲弊しながらおこない、結果的にコールセンターに就職しました。

 

最初は契約社員からスタート、現在は正社員として働いています。

 

今回はたまたま求人にタイミングよく、働きやすいコールセンターが掲載されていたのが良かったのですが、もしこれが載ってなかったとすると恐ろしいです。

 

やはり辞めるなら、転職先を探してからにしましょう。